季節の変わり目になると、クラーレに通っている方から、
- 最近疲れやすい
- 風邪が長引く
- 腸が弱っている気がする
- 花粉症がつらい
といった相談をよくいただきます。
体調不良の背景は人によって異なりますが、共通して関係している栄養素の一つがグルタミンです。
グルタミンは、腸粘膜・免疫・アレルギー反応・筋肉の回復などに深く関わるアミノ酸で、医学的にも研究が豊富に存在します。
この記事では、
- グルタミンの働き(医学的根拠あり)
- 腸粘膜 → 腸内環境 → 免疫の正しい順番
- 乳酸菌や食物繊維だけでは改善しない理由
- 花粉症やアレルギーとの関係
- トレーニングと免疫低下の仕組み
- 受験生やストレスが多い人へのメリット
- クラーレが取り扱う「アミノピュア(添加物ゼロ)」紹介
これらをまとめてわかりやすく解説します。
目次
グルタミンとは?
グルタミンは体内に最も多く存在する“条件付き必須アミノ酸”。
普段は体内で合成できますが、
- ストレス
- 睡眠不足
- 激しい運動
- 風邪や感染症
- 病気やケガ
このような負荷が続くと、一気に消費され、不足しやすくなります。
腸粘膜はグルタミンを“主要な燃料”にしている(医学的根拠)
腸粘膜は、身体の中で最もターンオーバーが早い組織です。
その腸粘膜のエネルギー源がほぼグルタミン100%であることが研究で示されています。
参考文献:
Wu G. “Glutamine metabolism in the gut.” J Nutr (1998)
グルタミンが不足すると、
- 腸のバリア機能が弱る
- 腸が荒れやすくなる
- 消化・吸収効率が低下する
という状態が生じます。
腸内環境は「腸粘膜」が整っていなければ改善しない
多くの人が、乳酸菌や食物繊維など“腸に良いもの”を摂っていれば腸内環境が良くなると思いがちですが、実際には腸粘膜(腸の表面)が整っていなければ改善は難しいです。
理由は簡単で、腸粘膜は腸内細菌の「住み家」だからです。
腸粘膜が弱っていると、
- 善玉菌が定着しない
- 乳酸菌の効果が出にくい
- 食物繊維がうまく発酵しない
- 吸収効率が落ちる
という状態が起こります。
クラーレに通っている方でも、
「乳酸菌は効かなかったのに、グルタミンを入れたら腸の調子が良くなった」
というケースはとても多いです。
腸を整える正しい順番
腸内環境を変えるには、順番がとても重要です。
- 腸粘膜の修復(グルタミン)
- 善玉菌の補給(乳酸菌・ビフィズス菌)
- 善玉菌のエサ(食物繊維)
- 生活習慣で定着させる
この順番を守らないと、せっかく良い菌を入れても根付かないため「効果が出ない」という結果につながります。
免疫細胞もグルタミンを燃料にしている(医学的根拠)
免疫細胞(リンパ球・マクロファージなど)は、活動時に大量のグルタミンを必要とします。
参考文献:
Newsholme P. “Glutamine: The Fuel of the Immune System.” Nutrition (2001)
不足すると、
- 風邪をひきやすい
- インフルエンザにかかりやすい
- 回復が遅い
- 疲れが抜けない
といった状態になります。
花粉症・アレルギーと腸内環境の関係
花粉症やアレルギー性鼻炎・アトピーなどは「免疫の過敏反応」が原因です。
そして免疫細胞の約70%は腸に存在します。
腸粘膜が弱っていると、
- 免疫の誤作動が起きやすい
- 花粉症が悪化しやすい
- アレルギー反応が強くなる
という現象が起こります。
逆に言えば、
腸粘膜が整う → 腸内環境が整う → 免疫の過敏反応が落ち着きやすい
という良い流れが生まれます。
トレーニング後に免疫が下がる理由(運動生理学の視点)
激しい運動をすると、体はストレスホルモンである「コルチゾール」を分泌します。
これによってグルタミンの消費量が急増し、運動後に免疫が低下します。
参考文献:
Castell LM. “Glutamine supplementation in athletes.” Curr Sports Med Rep (2002)
そのため、ボディビルダーやトレーニーは回復&免疫のためにグルタミンを常用しています。
ストレス・睡眠不足・受験勉強でもグルタミンは消耗する
クラーレに通っている方の中には、受験生を持つ親御さんも多いです。
受験期はまさにグルタミン不足になりやすい時期です。
- 夜更かし
- 勉強のストレス
- 食事の偏り
- 睡眠不足
- 感染症リスク
これらは全て、グルタミンの消費と免疫低下につながります。
グルタミンのメリットまとめ
- 腸粘膜の修復
- 腸内環境の土台づくり
- 免疫細胞のエネルギー源
- 花粉症・アレルギーの症状緩和のサポート
- トレーニング後の免疫低下を防ぐ
- 疲労回復
- 風邪・インフル対策
- ストレスに強い身体づくり
グルタミンの摂取タイミング
- 朝の空腹時(腸粘膜のエネルギー補給)
- トレーニング後
- 就寝前(回復時間に合わせる)
- 体調が怪しい時
1日1〜3回が目安です。
クラーレで取り扱っているグルタミン
「アミノピュア(添加物ゼロ)」

クラーレでは、身体に余計な負担をかけないよう、
添加物が一切含まれていないグルタミン100%の「アミノピュア」を採用しています。
- 添加物ゼロ
- グルタミン100%
- 溶けやすく味にクセがない
- 胃腸に優しい
- 子ども〜大人まで使える
腸が弱い方、花粉症がつらい方、疲労が抜けにくい方、
トレーニングをする方、受験生など幅広い方におすすめです。
来院時にお声がけいただければ、体質に合わせた飲み方もご案内します。
私自身もグルタミンの重要性を実感しています
ここ最近、クラーレに通っている方の中で「風邪をひいてしまった」「インフルエンザになってしまった」というお話を立て続けに耳にしました。
前回来院のときに「少し体調が悪くて…」とおっしゃっていた方が、次にいらした際に「実はあのあとインフルエンザになりました」と報告されるケースも複数ありました。
ですがそのような状況の中でも、私はずっと元気に過ごせています。
もちろん断定することはできませんが、私は日頃からグルタミン(アミノピュア)を継続しているため、腸と免疫の土台が整っていて、免疫が落ちにくい状態を保てているのではないかと実感しています。
腸粘膜と免疫は密接につながっているため、普段からグルタミンを摂って“体を守る土台”を整えておくことが、体調管理にとても役立つと強く感じています。
まとめ
腸・免疫・アレルギー・疲労・トレーニング。
このすべてに共通するのがグルタミン不足です。
腸を整えるには、まず「腸粘膜」を整えることが不可欠。
そのうえで乳酸菌や食物繊維を取り入れると効果が最大化されます。
グルタミンはまさに、腸と免疫の“燃料”となる存在です。
クラーレでは施術だけでなく、再発しにくい身体づくりを大切にしています。
ぜひ日々のコンディションづくりに、グルタミンを役立ててください。

