その疲れ、実は“副腎の悲鳴”かもしれません

甘い物・カフェインの取りすぎが引き起こす副腎疲労とは?

「朝からだるい」「コーヒーを飲んでも眠気が取れない」
「夕方になると甘い物がないと落ち着かない」
このような症状、単なる“疲れ”として見過ごされがちですが、実は副腎が限界を迎えているサインかもしれません。


■ 副腎とは?体のストレス処理センター

副腎は、腎臓の上にある小さな臓器で、ストレス対応ホルモン(コルチゾールやアドレナリン)を分泌する重要な器官です。

  • 心身のストレスに対応する
  • 血糖を安定させる(糖新生)
  • 炎症を抑える
  • 睡眠・覚醒リズムを整える

など、体を正常に保つための“縁の下の力持ち”です。


■ 副腎疲労症候群(アドレナル・ファティーグ)とは?

副腎疲労とは、慢性的なストレスや刺激により、副腎がホルモンを出せなくなってしまった状態を指します。
医学的にはまだ正式な病名ではないものの、代替医療・機能性栄養学の分野では重要な概念として扱われています。


■ 砂糖とカフェインが副腎を追い詰める理由

☕ カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)

  • アドレナリンを強制的に出させ、神経を興奮させる
  • 副腎を「無理やり働かせる」状態が続くと、やがて疲弊

🍩 砂糖・甘い物

  • 血糖値の乱高下を引き起こす → 低血糖時にコルチゾールを出してカバー
  • これを1日何度も繰り返すことで、副腎が“血糖調整の非常ベル”として酷使される

つまり、砂糖とカフェインの過剰摂取は「副腎を休ませない」生活そのものなのです。


■ 副腎疲労のサインとは?

  • ✅ 朝、全く起きられない(朝コルチゾールが出ていない)
  • ✅ 午前中はぼんやり、夜になると目が冴える
  • ✅ 夕方になると甘い物が欲しくなる
  • ✅ PMS・更年期症状が重くなる
  • ✅ コーヒーを飲んでも眠気が取れない
  • ✅ 風邪をひきやすくなった

■ 副腎を守る・回復させるためにできること

✅ 減らすべきもの

  • カフェイン(特に午後以降)
  • 精製された砂糖
  • 睡眠不足・過労・マルチタスク

✅ 積極的に摂りたい栄養素

  • ビタミンC:副腎に最も多く含まれる必須栄養素
  • ビタミンB群:ストレス対応に必要
  • マグネシウム:神経の鎮静・血糖安定に必要
  • 良質なタンパク質:ホルモンの材料

■ 副腎が弱ると“血糖コントロール”も乱れやすくなる

副腎は、低血糖時のバックアップとして血糖を上げる働きも担っているため、疲弊すると血糖調整も不安定に。

その結果、「甘い物やカフェインがさらに手放せなくなる」=悪循環が生まれます。


「疲れが抜けない」「食生活を見直したい」「体質改善したい」
そんな方には、副腎ケア+ファスティング+栄養改善のトリプルアプローチがおすすめです。