育児環境の変化

この3年で育児環境はだいぶ変わっているのを感じています。

うちの息子が生まれたのは2011年。

この当時は父親が育児を手伝うと「イクメン=育児する夫」と言われるくらい母親がメインで育児をしていた時代でした。

その後は世の中の「育休制度」が浸透してきて父親の育児参加率が増えてきたのを通われている産後の方のお話しで感じていました。

そして、コロナ禍で在宅勤務が増えると育児は父親もするのが当たり前になり街中にもパパが赤ちゃんを連れで歩く光景を多く見かける様になりました。

とても良い社会になったと思います。

それと同時に産後のママと一緒にパパも当院に通われているご家庭も増えています。

産後のご夫婦について

ところが、ママよりもパパの方が“症状が強い”様な事が多いような気がしますが、でも施術するとすぐに早く良くなる傾向が多いです。

対照的にママの方はと言うと体をチェックすると症状が強そうなのにその現状を受け入れているのかあまり辛さを訴えないと言うか「そう言えば肩も辛いです。」と言うことを言われます。

その背景には妊娠してから少しずつお腹が大きくなり、体型や重心も変わり骨格も歪みます。
さらに働きながら妊婦生活をしてきました。

その様な生活を送り、10ヶ月経つと「出産」を迎えます。

この時点で体の歪み、ストレスは最高潮を迎えたまま育児がスタートします。

女性の母性

女性は母性という本能があり自分の体が悲鳴をあげていてもそれに耐えて子供を最優先して育児生活を送るので自分の事は後回し。

例えば、夜中に赤ちゃんが泣いていても母親はすぐに目が覚めて対応しますが多くの父親はそれに気づかずに寝ていると思います。(私がそうでした汗)

母親は赤ちゃんが泣いていると、「胸が苦しくなる」、「いても立ってもいられなくなる」という様に赤ちゃんへの反応が父親に比べてかなり違うと思います。

男性は痛みに弱い!?

出産を経験した女性に比べて「痛みに耐性が出来ていない男性」は体の辛さ、負担に耐え切れないのではないでしょうか?

近年、若い方を中心に行われているレーザー脱毛に関しても男性にはレーザーの痛みに耐え難いと聞きました。

男性が出産時の痛みを体験すると絶命してしまう様なことも聞いた事があるくらいなので男は弱い生き物なんですね。

私の経験

私は今でもずっとジムに通っています。
主にバーベルを使った筋トレをしていて今はゴルフ主体のトレーニングなので100kg以上の重りを使うことは減っていますが当時はベンチプレスも120kg以上挙げていたので筋力には自信がありました。

でも、初めて抱っこ紐を使って外出した時には物の5分程度で腰が痛くなった記憶があります。

それは「赤ちゃんを潰してしまうのではないか?」と思いながらの“初抱っこ紐”でしたので変な姿勢になってしまった様です。

我ながら、情けない父親ですね汗

※11年前の息子

育児(産後)ケアはご夫婦で受けることが大事

数年前までは産後の方とお話をしていて「うちのパパは腰痛持ちなんで“クラーレに行ったら?”って言ってもなかなか行ってくれないんですよ〜」とウチを勧めてくれているお話を聞きいてきましたが、男性はそもそも“メンテナンス”と言う行為自体が苦手。

それよりも仕事や趣味、飲みを最優先にしてしまいます。

結果、ギックリ腰や首の寝違えで酷くなってから来院される方が多く、こうなってしまうと育児から戦線離脱してしまいます。

奥さんと子供の為にもお父さんが体のケアをすることで育児に支障が出ないようにしていく事も大事だと思います。

現在のクラーレ

最近は育児環境が変わってきたので、“パパのメンテナンス意識”が高くなってうちの整体に通われているパパも増えています。

当院は赤ちゃんにはスイングチェア、幼児にはおもちゃも用意していますので土日は家族でお越しになる方が多いです。

通われた当初は赤ちゃんだった子が歩ける様になったり、しゃべっている姿を見るの私の楽しみでもあります。

PS.最近はPCで子供の大量の写真を整理していますが「こんな時期もあったんだな〜」となんだか嬉しいような寂しい様な気持ちになることもあります。

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