9月になってから、クラーレプラクティスを始める方が増えています。このコースはいわゆるパーソナルトレーニングですが、他のジムと違うのは、あなたのバックグラウンド(体の歪み、動きの癖、仕事や家事などの環境)を整体を通じて理解し、その上でトレーニングメニューを構成している点です。
一般的なトレーナーは、ボディメイク(ボディビル)をベースにしたトレーニングを行うため、追い込むことを重視し、マニュアル通りのフォームにこだわりがちです。しかし、この方法では、個人差のある関節の可動域に無理がかかることもあります。
そもそも、トレーニングの目的は異なります。ボディメイク(ボディビル理論)では、トレーニングで筋肉を追い込み、関節の可動域の限界まで動かしながら筋肉を壊し、成長させることを目的としています。このため、筋肉痛が出やすく、特に35歳以上になるとトレーニングによる怪我のリスクも高まります。
私自身も20代で行っていたトレーニングメニューを40歳になっても続けていましたが、結局、体を痛めてしまいました。この経験からも、年齢に応じたトレーニングメニューを考えることが重要だと感じています。
先日、こんな出来事に遭遇しました。
私は週に2〜4回、近くのジムに通っています。そこでは、私のようにセルフでトレーニングをしている人もいれば、専属トレーナーによるパーソナルトレーニングを個室で受けている人もいます。
ある日、私がいつも通りにトレーニングをしていると、65〜70歳くらいの年配の男性が杖をついてジムに入ってきました。トレーナーが迎えに来て、そのまま2人で個室に入っていきました。
ただ、個室とはいっても天井部分が空いているため、会話が丸聞こえです。
年配の男性は開口一番、「おたくのトレーニングは考えを持ってやってくれるのはいいんだが、ここに来た後の5日間は体が痛くて動けなくなるんだよ!」と、少し不満げに話し始めました。
会話が筒抜けのため、私もつい耳に入ってしまいました。詳細は省きますが、要するに「体が不自由な高齢者に対して、もう少し配慮したトレーニングを提供してほしい」とのことでした。
トレーナーも弁解というわけではなく、丁寧にトレーニングの理論を説明していましたが、おそらく若い方と高齢者の体の回復力の違いまでは予測できていなかったのかもしれません。
また、男性は「最初のカウンセリング時に、トレーニングを行うことでこういう反応が出る可能性があると教えてほしかった」とも話していました。
うちのクラーレプラクティスを受ける方のトレーニングの目的は様々です。
今後も仕事のパフォーマンスを落とさない
痩せたい
他人のサポートを受けずに老後は自力で生活したい
体の機能を向上していきたい
運動初心者なので何をしたら良いかわからない
肩こり、腰痛を予防したい
このような目的を持った方々がプラクティスを受けに来られています。
私は、体の機能向上を軸に、整体の解剖知識を取り入れたパーソナルトレーニングを行っています。
トレーニング時間はたった30分ですが、しっかりと汗をかき、「思いのほか効くね(笑)」というお声を多くいただいております。
プラクティスの目的の一つは「自分でも率先して家で運動を行うこと」を目指すことです。
そのため、あなたの動きや癖を見抜き、フォームのポイントをしっかりとお伝えしています。
これにより、ご自宅やどこでも自発的にトレーニングを行えるよう、再現性を意識した指導を行っています。
実際、習慣化されている方も多く、私は安心して見守っています。
私自身も、20代から続けている従来の追い込み型トレーニングから自分の年齢を考慮したトレーニングプログラムを見直したところ、疲労が溜まりにくくなった上に筋肉痛もかなり減り、週に1〜2回のトレーニングが週に3〜4回できるようになりました。
さらに、扱う重量も徐々に増え、成果が現れています。
私は今年で45歳になりましたが、筋力は若い頃とほとんど変わらず、晩酌もやめていません。
それでも体重や体型もずっと変わっていません。
運動が習慣化すれば、きっと今よりも充実した生活が楽しめると思いますよ。
「運動したいけど、ジムを探すのはちょっと面倒だな」と思っているなら、一度クラーレプラクティスを受けてみてください。
詳しくはクラーレプラクティスのページをご覧ください。