当院は産後の方が多く来院されています。

多くはお母さんご自身の産後の体のお悩みが殆どです。

しかし、出産の時に通常分娩、無痛分娩、帝王切開がありますが体のストレスを受けているのはお母さんだけではなく、赤ちゃんも出産時に何らかのストレスを受けています。
(中には吸引分娩で頭の形が変形している子もいます。)

昔なら逆子を出産する時に足を引っ張って行う事があり、これが「先天性股関節脱臼」などの原因になって大人になってからの股関節痛に影響するとも言われています。

通常分娩の時に赤ちゃんが産道を通るために赤ちゃんは頭を変形させて出てきます。

帝王切開の場合は頭を変形させずに赤ちゃんは産まれてきます。

そして、分娩時に頭を変形させる事自体が実は赤ちゃんには必要なプロセスだという考え方もあります。

なので、指を咥える”おしゃぶり”は帝王切開の赤ちゃんの場合には自分で上顎骨の矯正をしているという考え方もあります。

赤ちゃんに関して主な気になる事

・頭の形

・向きぐせ

・便秘

・母乳、哺乳瓶の吸いが良くない(吸引力)

小児の頭蓋骨と頭の形について

赤ちゃんの頭はとても柔らかく、生後すぐは特に変形しやすいです。赤ちゃんの頭蓋骨は生後2〜3歳頃にかけて徐々に癒合(ゆごう)し、硬くなりますが、最初の数ヶ月間はさまざまな要因で形が変わることがあります。

赤ちゃんの頭の形が変わる原因

赤ちゃんの頭の形が変わる主な原因には、次のようなものがあります:

  • 出産時の影響:赤ちゃんは狭い産道を通って生まれてくるため、頭が圧迫されて形が一時的に変わることがあります。
  • 寝る姿勢:赤ちゃんは首が据わっていないため、仰向けで同じ方向を向いて寝続けると、特定の部分に圧力がかかり続け、頭が平らになることがあります。
  • 早産児のリスク:早産児は正期産の赤ちゃんに比べて、頭の形が変わりやすいです。うつぶせで管理されることが多く、これにより頭が縦に長くなる場合があります。
  • 骨盤の形状:お母さんの骨盤の歪みによって、妊娠中に影響を受けることがあります。

頭蓋骨変形症の種類

赤ちゃんの頭の形が変わってしまう症状には、以下のような種類があります。

  • 斜頭症:頭の片側だけが平らになる。
  • 短頭症:後頭部が平らになり、頭が広く短く見える。
  • 長頭症:頭が縦に長くなり、前後に伸びる。

家庭でできる予防方法

赤ちゃんの頭の形を守るために、日常生活でできる工夫があります。

  1. 授乳時に頭の向きを変える:授乳のたびに、赤ちゃんの頭側と足側を交互に入れ替えて寝かせましょう。こうすることで、特定の部分に圧力が集中しないようにします。
  2. うつぶせ練習:赤ちゃんが起きているときに、親の胸の上でうつぶせにする練習をすることで、後頭部が平らになるのを防ぎ、首の筋肉を鍛えることもできます。少し首が座り始めたら、赤ちゃんと一緒に腹ばいになって遊ぶ時間を増やすのも効果的です。
  3. 移動の際は抱っこ紐を使う:ベビーカーではなく、抱っこ紐を使うと赤ちゃんの頭にかかる圧力が減り、形が整いやすくなります。

もし頭の形が気になったら

赤ちゃんの頭の形が気になる場合や、寝ているときにいつも同じ方向を向いてしまう場合は、1ヶ月検診や小児科で相談してみましょう。

頭の形の変形が進行している場合は、専門医療機関での治療を検討することもできます。
ヘルメット矯正治療という方法があり、赤ちゃんに専用のヘルメットを装着して頭の形を整える治療です。この治療は、生後3〜4ヶ月頃に始めるのが最も効果的です。遅くなっても、6ヶ月頃までなら効果が期待できます。

ヘルメット矯正治療について

  • 治療時期:生後3〜4ヶ月が治療の最適なタイミングです。
  • 治療方法:赤ちゃんに専用のヘルメットを1日23時間着用させ、頭の形を少しずつ整えます。治療期間は約6ヶ月間かかることもあります。

ヘルメット矯正治療のデメリット

・頭の形が気になる場合は保険適応にならず費用は50万円以上になる様です。

・ヘルメットを1日23時間着用させるので赤ちゃんの体(首や背骨)に負担がかかる。

赤ちゃんの頭の形をチェックするポイント

  • 1ヶ月検診の時に、赤ちゃんの頭の形をしっかりとチェックしてもらいましょう。特に平らになっている部分や、片側だけが目立つ変形がある場合は、寝る向きや姿勢に注意してあげることが重要です。

このように、赤ちゃんの頭の形が変わることは珍しくありませんが、早めの対策とケアで形が整うことが多いです。

不安な場合は、まずは医療機関で相談し、適切な対応を行いましょう。

もし、医療機関で「こんなもんです。」、「大丈夫だと思います。」と言われた場合には赤ちゃんへの整体を視野に入れてみて下さい。

当院での対応

とても、ソフトな手技を行います。

頭蓋骨矯正の施術歴も15年以上ですので安心です。
赤ちゃんの体はとても柔らかいので大人のような強い矯正は必要はありません。施術の際の圧も5g程度です

場合によっては筋膜リリースの機械も使いますがこの機械も皮膚だけを優しく吸い上げるものなのでとても優しい刺激になります。
打撲のアザがあっても圧を掛けないので痛みなく施術を行えます。

家庭で出来るケアをお伝えします。

施術は数十分ですが、それ以外の時間は赤ちゃんを見れるのは親御さんになります。

親御さんが育児の時にできる簡単で安全な内容のケアを実践して頂くこともとても大事になります。

施術の流れ

当院が全く初めての方

まずは赤ちゃんに行う施術を実際に親御さんに受けて頂きます。

『どこにアプローチしているのか?』、『どの様な変化をもたらすのか?』

親御さんの体で解説しながら施術を行います。

施術を受けて親御さんが納得してから赤ちゃんに施術を行います。

【初回の施術時間と費用】
初回費用 15,400円・親子で合計施術時間60分以内

・親御さん:施術料11,000円(初見料3,300円+施術料7,700)
・赤ちゃん:施術料4,400円(施術料4,400円のみ)

※2回目以降は赤ちゃんのみでの施術が可能になります。
(10〜15分以内4,400円)

親御さんが当院に通われている場合

普段から当院の施術を受けられている親御さんは赤ちゃんのみの施術(10〜15分以内4,400円)になります。