先日の事、「冷たい飲み物」や「温かい飲み物」を飲むと右下の第4歯が疼くというか痛いというか染みる様な感じが続いてました。
もちろん食事の時も歯に響くので左で食べ物を噛んでいました。
3日間続くのでいよいよ歯医者さんに電話して週明けに予約を取りました。
※ちなみにこちらの歯医者さんはうちに通われている先生です。説明も治療も丁寧でお薦めです。
予約を取ってから、あることを思い出しました。
実は15年以上前にも同じ様なことが起きました。
当時、数件の歯医者さんに行きましたが「虫歯は無いよ」を言われたのを思い出しました。
その時は治療方法はないのか諦めていましたが当時、頭蓋骨療法にハマっていた私は「そういえば最近、横向きで寝ていることが多いよな?」
「それで頭蓋骨が歪んだり、側頭筋が刺激されて緊張が起きたかも。」と思ったので仰向けで寝る様にしたら歯の痛みがすぐに治りました。
頭や顎の筋肉に刺激が入ると筋肉が緊張してその部分では無いエリアに痛みを出すことがあります。
この様なエビデンスを用いた「トリガーポイント」という施術法があります。
◾️トリガーポイント療法(トリガーポイントセラピー)とは、筋肉にできた「トリガーポイント」と呼ばれる硬い結び目のような部分を特定し、そこに直接的な圧力やマッサージを加えることで、痛みや不快感を和らげる治療法です。これらのトリガーポイントは、筋肉の繊維が過剰に収縮した結果できるもので、体の別の場所にも痛みを引き起こすことがあるため「関連痛」と呼ばれる現象が生じることがあります。
例えば下の左図の青く染まっているところに痛みがある場合は「X」の箇所に固い部分がありそこがほぐれると解消されるという感じです。
うちの施術を受けている方は「腰痛なのになぜ足の付け根を押すの?」って思われてる方もいらっしゃるかも知れませんね。
「しかも、痛いしw」
実際には押して緩めている訳ではなく、指を触れて筋肉が緩むのをモニターしています。
(軽めに触れても筋肉の緊張が強い時は痛みを感じてしまいます。)
歯に関していうと下の図になります。
咬筋は「噛む」、「食いしばる」時に使う筋肉です。
(側頭筋も)
緊張した筋肉が無いか、自分で頭や顎周りを触れているとちょうど「X」の部分を押すと圧痛がありました。
左の咬筋と比べて押すと右側の痛みは倍以上です。
「これだ」と思い、寝る前に布団に潜りながらトリガーポイントをほぐしたり、他のやり方で緩めて寝ました。
すると、それ以降は少しずつ歯の痛みも軽くなりました。
予約した日に歯医者さんに行く頃には痛みのレベルを10段階で表すと1.5位に減ったことを伝えるとI先生は念の為、虫歯が隠れていないかレントゲンを撮り問題ないので経過観察で良いとの診断をして下さいました。
(この記事を投稿した今は完治してます。)
普段、自分ではくしいばりをしているのは感じていても、これが原因で歯が痛くなるとは気づかないと思います。
もし、歯医者さんで受診しても虫歯が無いのに歯が痛かったり、水がしみたり、疼く様なことがありましたらおしゃって下さい。
咬筋、側頭筋のチェックをしますので。
痛みがなくとも「最近、エラが張って来たかも?」という方も気をつけて下さい。